|
マンションを狙う空き巣は玄関から侵入するケースが50.5%(警視庁生活安全総務課手集計データより)だそうです。一戸建てではガラス破り66.4%であるのとは対照的。それだけマンションでは玄関の鍵が防犯対策の決め手ということです。
鍵、正しくは錠と鍵ですが、この性能と犯罪者側のピッキング技術は追いつ追われつというのが実情で、残念ながら玄関の錠で絶対ピッキング不可能と断言できるものはないようです。けれど、一見同じように見える錠でも、犯罪者が壊しやすい錠と、壊すのに手間がかかる錠があるので、ピッキングされにくい錠を選択することはできるのです。
ピッキングやサムターン回しといった錠破りの対策として、より強固な錠に交換するとか、施錠箇所を増やす家がふえています。
マンションの玄関扉は、内側は専有部分、外側は共有部分です。では錠はどちらかということになりますが、基本的には共有部分です。それぞれの管理組合で規定を設けているので、個人で鍵の交換をしたい場合は、事前に管理組合に相談する必要があります。
最近はピッキング対策として、管理組合がとりまとめて、マンション全体で、強力な施錠に交換している例も少なくありません。
ディスクシリンダー錠を、ロータリーディスク錠やディンブル錠などに交換することで、ピッキング被害に遭う可能性はかなり引き下げることができると言われています。また、鍵はその性質上、メーカーによって独自の商品開発をしています。不正開錠が難しい錠ほど、数万円と高価ですが、その分、防犯対策の有効性も高まります。
ワンドア・ツーロックと言って、鍵を複数にするのも防犯上非常に有効とされています。2つ目の鍵は、扉の上部や下部の、正規の錠から遠い位置につけ、犯罪者が不自然な体制を取らないとピッキングできないようにします。
先にも記した通り、マンションでは、玄関扉の表側は共有部分です。2つ目の錠を取り付けたいと思ったら、まず管理組合に相談しましょう。
ドアの内側で防犯効果を挙げる工夫することもできます。ドアの内側なら専有部分ですから、自由にできますし、費用も1万円前後です。
錠とドアノブの部分に、ガードブレードを付けて、扉と枠との間の隙間を塞ぐ。
鍵穴を隠すカバーを付ける。
ドアスコープを、扉の外からは外せないタイプに交換する。
その他、自宅の扉の状態に合わせてさまざまな対策を工夫することが可能です。 |